増やす理由、留まる理由。

 アメリカにて本格的にアメフトのシーズンが始まりました。
 その中でも「プロ」と名の付くNFLは他のプロスポーツよりも多くのチームを抱えたリーグでもあります。
 2002年シーズンから現在の8地区32チームで構成されていますが、たった40年弱前の70年シーズンは6地区26チームでした。約40年弱で6チームが結成されて戦っているのです。
 プロチームが作られる理由としてはリーグの拡大を含めて、そのスポーツがその国で認知されているからではないかと思うのです。
 日本でもJリーグが93年に作られて最初は10チームしかなかったのが、現在J1・2を足して31チームを拡大し続けています(最終的にはJ2をもう少し増やすみたいですが)。そこには地域に根付いたチーム作りがされて、その結果なのでしょう。
 しかし結成されて何十年も経過しているのに、一向にチーム数が増えないのもあります。増えない最大の理由が、一つのチームがあまりに大きすぎてそのチームにおんぶにだっこであったのではないのでしょうか。そのチームについていればどうにかなるだろうと弱い考えの下、チームを増やすことでその収入が減ってしまう。その減った収入分をどうやっても挽回できない、なんて考えがあったかもしれません。
 数年前から始まった交流戦も初年度は各チーム6試合ずつ戦ってきましたが今年はあっという間に試合数も削減されていました。
 これでは良い試合をしたとしても、見る人もいません。
 復権するために何か手段を採る時期に入っているのかもしれませんね。