明後日の大一番。

 さて、来週日本月曜日の朝から始まる第42回スーパーボウル
 兎にも角にも一番の注目は、史上1チームから成し得ていない、公式戦からプレーオフまで一度も負けない「パーフェクトシーズン」をニューイングランド・ペイトリオッツが獲得するかの一点。
 そこに欠かせないのが2000年代最強のQBと評されるトム・ブレイディ。2000年6巡目(全体で199位)と全く高評価を受けていないままペイトリオッツにドラフトされた彼。
 その時代のペイトリオッツには絶対的なQBがいましたから、本来なら彼のバックアップで過ごして環境(条件、先発できる等)の良いチームに移籍するのが普通の2番手QBの宿命だったでしょう。
 それが先発QBが怪我をして彼に先発して投げるチャンスを与えられると、水を得た魚のように投げまくり、チームをプレーオフまで引き上げる活躍、そして先発QBが怪我から復帰しても交代されることもなく、彼が先発の座を守り、最終的には先発QBを移籍させることなるまでいきました(正確にはその前の年に複数年契約をしたものの、この結果を受けて、契約が破棄された)。
 現在彼の比較対象となるQBはただ一人、80年代スーパーボウルを4回制覇したサンフランシスコ・49ナーズのモンタナ。今回ここで勝てば、彼さえも越えると言えるのかもしれません。