この判決を見まして。

 本日の夕刊で一面を割いている、あの殺人事件での最高裁での死刑判決。
 これを妥当と見るのか、それとも不条理と見るのか、十色の意見があると思いますが、個人的な意見を述べるの形では、範囲内の量刑だったのかなと思っています。
 今現在、死刑以外での最大の量刑が「無期懲役」ですが、その「無期」という言葉になにやら色んな意味が取れて仕方が無い。究極までと言わないが、その点については白黒はっきりすることが、一番大切なことではないのだろうか。
 容疑者の背景に何があったのかは少しずつではあるが明らかにしていました(報道による一辺倒のモノもあるでしょうが)。しかしその場面で行なった行為が裁判の後半で供述が全く異なる方向に向かったところで、逃げ道を作ったと思われた所で退路を閉ざすことになったにしか見えなかったのです。
 最近ニュースで逮捕風景を見ることがあるが、自分より若い年齢で「○○容疑者」と出ている時代。これは問題だと思っています。
 『人一人を殺めた=死刑』とは決して思ってはいません。犯罪を犯した行為で出た今回の判決だと思っています。