これは彼へのプレゼントか。

プロ野球の神様がいるのなら、今日その姿を見れたのかもしれない。
本日マリンスタジアムでの千葉ロッテ東北楽天の試合。2対2からの8回裏からの3点は勝利には十分な得点差でした。
しかし9回表にランナーが出塁し、2アウトになった所でピッチャーの交代のコール。
「ピッチャーシコースキーに替わりまして小宮山」
小宮山悟、今シーズンを持って現役を引退することを発表し、これが現役最後の登板となる。
大方の引退登板と言えば、オープン戦やホーム最後の試合でも最初の1アウトだけと思っていたのだが、彼の場合は全く異なり試合を締める場面での最終登板となった訳です。
90年のマリーンズの前身であるオリオンズ時代に入団してから実に20年という長い間、一時はMLBへ行き、そして浪人の時代もありました。しかし彼の野球人生は殆んどロッテと共に進んできました。

最終登板で投げたのはたった1球のみ、彼から離れたボールは打たれてしまうもライトへのライナーとしてグラブに収まり試合終了。彼に現役最高でのセーブ獲得という記録を達成した瞬間でもありました。
見ている側にはもう何球か見てみたかったのもありましたが、それも彼のなせる業なんでしょう。

最後にお疲れ様でした。