ドラフトという戦略。

昨日からNFL(言わずもがなのアメフトですけど)では新人選択会議、つまりドラフトが開催中です。
資金力があるチームが金にモノをいわせて選手を獲っていくのでは、リーグ内のチームに戦力差が出てしまうことを考えたリーグが戦力を均等にする為に考えられた方法、それがドラフトであり、毎年昨年の一番成績が悪かったチームが1巡目1位の選択権を得ることが出来るシステムです。
日本のプロ野球のドラフトとは異なり、抽選と言うものはなく、順番が選択の全てである完全ウェーバー制。これはこれで抽選とは全く面白みがある方法であったりします。
希望の選手を獲得したいのであるが、自分の順番まででは他のチームに獲られてしまう。そういった時に「トレードアップ」といった自分の持っている順位を差し出して希望の順位と交換するといったやり方。(逆に選択権を多く得るために、「トレードダウン」をする場合もあり)
そこでチームの戦い方の軸が決まっているのであれば獲りたい選手も決まっているのでしょうが、そこで誤ってしまうとチームが低迷してしまう可能性も孕んでいます。
勿論チームが新人選手の見る目がどれだけあるかが一番ですが、チームとしては上位で選択された選手は当然、そして下位の選手がどれだけ活躍されるかが一番の楽しみではないかと思いますね。