[スポーツ]もう一度考える。

 日本人なるもの、何か『ドラマ』的状況が好む傾向があるのではないか。
 今週頭(もう1週間になるのか)のW杯登録23人枠の発表時におきたサプライズ。今回は過去のモノと比べてそれほど大きいことは起こらないものだろうと思っていた(実際前日のTVでは各局それほどの違いはなかった)所で起きたことによって他の22人の影が何とも薄くなってしまった感も(前回直前で外された選手に目がいってもいいのだが)。
 次の日から彼の名前が新聞各紙に大きく出される様になり、一チームのチーム得点王から日本代表で期待のFWになってしまった。まさにシンデレラのような感じでしょうか。
 現在の様な新人選手の希望が通るドラフト会議以前にてのドラフトで様々な事が起きてきました。
 意中の球団に入ることが出来なく浪人、更に空白の一日を利用して入団してしまうことや、指名が重複しくじ引きで指名権を争う事もありました(あのメジャー選手の先駆者的投手は1位指名が8球団いて、指名できたのは残っていたくじを引いた球団なんて最たるものでしょう)。
 選手1人1人に関しては自分の生活がかかっているものですから必死でしょうが、他人である自分らにとっては話題のネタでしたならない、つまり『ドラマ』ですよ。
 他人の生きる道より自分の一つ一つの行動がよほど『ドラマ』じみている感じがしますけど、そのことに全く気にすることもないまま生活している(たかだか右、左に曲がるだけでも色んな可能性があると思いますが)。
 昔こんな映画があったような気がしますが、隣りの芝は青いと言った感じか。
 やはり自分には関係のない生き方は面白いのだろなぁ。