当たるはずもない開幕予想④

 NFC・NORTH

 昨年NFCチャンピオンとしてスーパーボウルに出場したベアーズはとにかく守り勝つチーム。それがどんなQBであってもでして、先発としてフルシーズン投げぬいたグロスマンの成績が公式記録として下から4番目(16人中)であることからも容易に推測できるポイント。逆にQBに頼らない攻撃をしてきたとも言えるのだが、それではこれ以上の闘いをすることは厳しいのでは?
 とにかくこのチームの浮き沈みはQBにかかっています。
 パッカーズは今年17年目38歳になるQBファーブが一体どこまでチームを引っ張っていくことが出来るのかがポイント。過去にシーズンMVPを獲得したことのある彼の全盛期から見ると物足りないのは仕方ないとしても、ベテラン的活躍が出来るのがアメフトでもあるので、そこに賭けているのかもしれません。守備は平均以上ですので、一層の活躍が彼の負担を和らげる特効薬かもしれません。
 一昨年の9勝から6勝と勝ち星を減らし、今年は在籍2年目のQBジャクソンに先発を任せるバイキングス。ここは丁度世代交代時期に入ったチームでもあるので、数年後を見据えての闘いになるのだろうか。彼の劇的変化に注目です。守備陣ももう少し時間がかかる感じ。このユニットが2、3年続けば面白いのだが…
 最後にライオンズは2000年に入ってから勝ち越ししたシーズンが1回だけ(2000年)で、それ以降は常に来年のドラフトで上位に指名できる位置(全体的に下位球団)であるのにも関わらす上がってこない。これは監督よりも球団社長の方に問題がありそう。もしもそこで獲得した原石が輝くものであれば、ベテランQBキトナは闘い方を知っている選手なので、一番化ける可能性が持っているチームです。

地区優勝予想:デトロイト・ライオンズ(今年はこのチームを買ってみます)。