『劇的』という言葉。

 昨日行なわれたスーパーボウルに関して書かれている『劇的』逆転と言う言葉に付きまして…
 
 残り時間35秒でQBロスリスバーガーからWRホームズに通した逆転タッチダウンについて『劇的逆転』と言う言葉が書いていました。確かに序盤からリードしていたところから一時逆転されてのこの展開、その言葉を使いたくなるのも分かるのですが、最近のスーパーボウルでは後のシリーズ(攻撃権)でタッチダウンを決めることを出来たならそのままチャンピオンになるケースが多くなっていて、最後まで目が離せないのはもうNFLを20年弱見ている私から見ると、おいそれを使いたくはないのが個人的意見。
 過去の例から言うと、36回大会のペイトリオッツラムズは17対17で同点で残り時間0秒でフィールドゴールをあげたペイトリオッツがチャンピオンになったのが象徴的ですし、ここ10年を調べても最終結果で得点差がタッチダウン+キックを合わせた7点差以内が実に6試合もあるのこともそう考える一因でもあります(個人的にTVを見ていて叫んだのが34回大会のラムズタイタンズにて一時16対0とラムズ優勢で進んでいたが、ジリジリ追いついて同点。しかし同点になった直後のラムズの攻撃で、その当時QBワーナー(今年カージナルスで先発していたQBと同一人物)が70ヤード強のパスを通しそのままタッチダウンし、得点差を7点に広げました。しかしその直後のタイタンズが残り時間を使いながら最終プレイをする時には残り10ヤード以下、そして最後のプレーでパス成功するものの、キャッチしてからゴールに向かって走る為に全力疾走をしたものの、ヒザを付いた時間で残り距離はたった1yd。これそこ劇的勝利なのかなと思っています。)
 
 そう考えてしまうのは私だけなんでしょうか?