丁度10年目。

スーパーボウルでの勝利と共にアメリカンドリームを体現したワーナー。
リーグ最強の攻撃陣を持ったラムズに弱点がないと思われたのだが、ここから彼によって苦難の時代に入ってしまうのである。
2000年シーズンは怪我により16戦中5戦欠場し連続でスーパーボウル出場は出来なかったが、次のシーズンでは彼自身2回目のスーパーボウルに出場となり、彼の実力に間違いがないことを証明するのである(試合には敗戦)。
しかし、2002年シーズンは自身の怪我により7試合のみ。その間に彼のバックアップに回っていた控えQBが大ブレイクを果たし、彼からスターターの地位を奪取したのです。あたかも彼がスターターの地位を獲ったように。
年齢も30台に突入し、怪我がちな彼にはもうそこにはいる場所がありません。大抵はドラフトで上位にランクされた新人QBの教育役で雇われるもの、それもあって数年しか残ることができないのです。
それでも彼自身はたたかうことが諦めずに投げ続けていました。